オプション取引とは

オプション取引って何?

「オプションメニューやオプショナルツアー」オプションと聞くと追加サービス的なイメージがあります。そのオプションを取引するとはどういうことでしょうか。
一般的にオプション取引とは,

  1. 予め定められた期日に(何時に)
  2. 特定の商品を(何を)
  3. 予め定められた価格で(幾らで)売買する「権利」を取引することです。

先物取引とはどう違うの?

権利の取引です

先物取引が,売買の契約なのに対しオプション取引は権利の取引になります。例えば,パソコンのニューモデル(価格未定)の購入にあてはめてみましょう。先物取引が来年ニューモデルを20万円で購入する予約をおこなうことになるのに対し,オプション取引の場合はニューモデルを20万円で販売してもらう「購入券」※を500円で買うことになります。価格が17万円に決定しても,先物なら絶対に20万円で買わなくてはなりませんが,オプションは買わなくても良いわけです。

権利の取引であるため損益線が特有です

先物なら相場が下がっても契約ですので絶対にその値段で売買する必要があります。一方,オプション取引の場合は権利ですので,不利になる場合は権利を放棄すれば良いのです。つまり,オプションの買い手は損失を限定できるというメリットがあるためその損益線も特有の物になります。

オプションの魅力

オプション取引には他の商品には無い魅力が多数あります。

(1)オプションの買い手

買い手は損失が限定できる」というものがあります。「先物の買い」と違い「オプションの買い」は損失が最初に支払った金額に限定されます。また,買い手には証拠金が発生しません。従って,対象物の価格が予想に反して動いても追加での費用が発生しないため,資金を計画的に運用することができます。

例えば,「10,000円で買える権利」を300円で買います。対象物の価格が8,000円になってオプションの権利を使うメリットがない場合には,買い手は権利を放棄することができます。この場合,買い手の損失は最初に支払った300円に限定されます。

(2)オプションの売り手

売り手はリスクが高い反面,プレミアム収入により運用資金の利回りを高めることができます。売り手は受け取ったプレミアム証拠金に充当したり,再度,運用資金として利用することができます。また,対象物の価格が動かない場合にも利益を追求することができます。

コラム:オプション取引の起源

その昔,古代ギリシャの哲学者ターレスは,ある年,天文学により翌年のオリーブが豊作になることを予想しました。そこでオリーブ搾り機の持ち主に「搾り機を秋に借りる権利を売って欲しい。もし不作で必要がなくなってもお金は返さなくてもいい。」とオリーブ搾り機を借りる権利を買いました。翌年,ターレスの見込んだとおりオリーブは豊作。自分が借り入れた値段より高い値段で人々に貸し出し,大きな利益を得ました。
このような昔から,オプション取引のはじまりを見ることができます。